
感想
社会起業も、ビジネスの起業も同じだということが、わかりました。
唯一違うのは、他社は競合ではなく、同じ志を持った協力者だということです。
協力できることは協力してやっていきたいと思いました。
概要
マッキンゼー流問題解決手法をベースに社会課題を発見から解決に導くプロセスを、社会起業事例も挙げながらわかりやすく解説。
著者の20年に渡る問題解決・新規事業立案のノウハウのエッセンスを凝縮。
自らの思いを形にしてハッピーな社会を創る「探究思考」を身につけることができる。
まとめ
はじめに
社会問題への関心が高まっている。
「社会起業」とは、「社会価値」を「経済価値」より優先する活動を起こすこと。
第1章 テーマを決め仮説を描く
1.動機
動機が大切。人を巻き込む力になり、自身が辛くても継続する力になる。
自身の幼少の頃、大人になってからのつらい体験や不満が発想の原点となっているケースが多い。
2.テーマを広げる
テーマ選びは、3Cの視点をもつ。
顧客(Customer):社会や人の問題
競合(Competitor):同業の協力者
自社(Company):自社の技術や資源が活かせるか
3.テーマを絞る
「社会問題の重要性」、「自社の適応度」で絞る。
ビジネスにおける「市場の魅力度」は、社会起業では「社会問題の重要性」になる。
4.仮説を描く
①問題認識:現状のどのような不満を解消するのか
②提供価値:どのように変えたいのか
③資金源:お金をもらう相手とその理由。提供価値の対価、寄付や公的資金など別の資金源の確保
④技術・ノウハウ:実現するための技術やノウハウ
⑤人材:必要な人材をどう確保するのか
第2章 「人が喜んでくれるか?」を検証する
1.関わる人
①サービスの「受け手」
②サービスの「提供者」
③場所・技術・ノウハウ・資金の提供などの「支援者」
2.受け手
本当の受け手を突き止める。インタビューもする。
3.提供者(チーム)
コアメンバー:リーダーシップ、企画する発想力、実行力、対象分野の知識や経験
スタッフ:対象分野の知識や経験が必要か。フルタイムかパートか。有給かボランティアか。
4.支援者
企業、団体、個人がいる。
場所・技術・ノウハウなどを安くまたは無償で提供。資金を提供してくれる。
5.インタビューで検証
関わる人々の気持ちや実態を理解する。
・属性(性別、職業、住まい等)
・(聞きたい分野について)今どうしているか、何かサービスを使っているか?
・それに対して満足しているか、不満があるとすると何か?
第3章 「独自性を築けるか?」を検証する
1.既存サービスの調査
・ビジネスをモノや情報の流れで分解
・財務情報やヒアリング
・背景の人、理念、仕組み。7S
2.独自性。自分だから貢献できることを考える
3.実現に必要な技術やインフラがあるか
4.ビジネスと違い、他社とは競争ではなく協力
第4章 「収支は取れるか?」を検証する
第5章 起業する
第6章 活動範囲を広げる
著者
炭谷 俊樹(すみたに としき)
生誕:1960年11月11日
ラーンネット・グローバルスクール 代表・神戸情報大学院大学学長。
一人一人が課題を発見し、自らの強みを磨きながら、解決策を実行して価値を生み出す「探究型」の生き方や学習を普及すべく、幼児から企業のエグゼクティブまでの幅広い年令での人材育成を実践している。
発売日:2017/8/16
読書日:2022/9/28
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